忘年会から帰宅したら酔った恋人がひとりでセクシーな下着を着てゲラゲラ笑ってた件





久しぶりに出席した上忍での忘年会はささやかなものだったがそのぶん終始穏やかで、出てきた酒も料理も旨かった。

少し酔いの回った感覚はふわふわしていて、普段なら刺すように冷たく感じるこの時期の夜風も今の火照った頬や体には心地良い。たまにはああいう席に顔を出すのも悪くないねぇなんてひとりごちながら、そのままの足でイルカの家を訪ねる。 まだ起きているだろうか。アパートに着いて先生の部屋を見上げると電気が点いていた。
イルカの部屋は二階の角部屋だ。付き合い始めてからはもう何度も通っている。階段をひょいひょいと一段飛ばしに上がり、控えめにドアをノックする。中から「は~い」とイルカの声がした。 ノブを軽く回すと、鍵は開いたままになっていた。


「俺です、入りますよ」と言いながら中へ滑り込む。
片手を上げながら「夜分にスミマセン」と言いかけたところで、カカシは目を剥いて固まった。




部屋の中央には、なぜか女性モノの下着を着てゲラゲラ笑いながら。
そのレースの裾を摘まんでヒラヒラさせている、ベロンベロンに酔っ払ったイルカがいたのだった。








「それ、自分で着ようと思って着たの?それで俺の帰り待ってたの? これ着てしたいの? そういうお誘いだよね?」

かくいう、カカシも酔っていた。

鼻息荒く光の速さでサンダルを脱ぎ、早口で捲し立てながらイルカの纏うスケスケでいやらしいレースの中に手を忍ばせようとしたら、「違います!」と思いの外強い力でぴしゃりと叩かれてしまって僅かに驚いた。

「違うの?」
違わないだろう。そんなヒラヒラでスケスケのレース(名前がわからない)なんか着て、モジモジと膝を擦り合わせて恥じらうふりなんかして。乳首なんて、さぁ見てくれ、触ってくれと言わんばかりに丸見えではないか。

「触ってもいい?」
今度はお伺いを立ててみる。
「だめです」
酒で赤くなっているイルカの顔がますます赤くなった。
「じゃあ、舐めていい?」
カカシは上忍のスピードでもってイルカの目の前ににじり寄る。舐めたい。俺の前で、健気に立ち上がってる乳首を。それで悶える先生が見たい。
「…なんかカカシさん、目の色かわってて怖いです。 もうこれ、脱ぎますから」
「いえ、着たままで」
今度はカカシがぴしゃりと言い放つ。
「大丈夫、先っぽだけですから」
平素ではあまり言わない物言いをしている自覚は僅かにある。が、止められなかった。酔っているのだから仕方がない。こんな格好をしているイルカがいけない。カカシはそのままイルカの胸に顔を寄せて、ベロリと舌を這わせた。
「ちょっと!何が先っぽだけですか!! や、 あ、 だめって、」
そう言いながらもイルカはカカシの髪を弱々しくかき混ぜて、胸をぎゅうぎゅう押し付けてくる。なんだかんだ言ってイルカも、この倒錯的なシチュエーションにノリノリなのだ。普段はこんな格好なんか絶対にしてくれない。どういう経緯でこれを着たのか(十中八九寄った勢いだろうが)を知るのは追々でいい。今のこの状態のイルカを味わうことが先決なのだ。だが元々酒に強い人だから、そろそろ酔いが覚めてきているのかもしれない。 その前に堪能し尽くさなければ。 この酔っ払イルカを。
下の方で小さな布地の中をビショビショに濡らしながら窮屈そうにしているイルカのモノを徐に取り出して、腰元でヒラヒラしているレースごと上下に擦るとイルカは「あっ!」と声を上げて、カカシに縋り付きながら肩をぶるぶる震わせた。
「こうすると気持ちいいでしょ」
「あ、 あ、 待って、 も、 出る」
「いいよ、イって」
耳に舌をつっこみながら強めに先端をくじってやると、イルカは腹を震わせながらんんーと唸って吐精した。





ーーーーーここまでーーーーー



こちら元々はnao.さんの、「この後どうなる?!あなたのカカイルもしくはライアオ」という感じで受けか攻めのイラストを描いて、その後の相手の反応はどうなるかという妄想をしてもらっていろんな人から聞かせてもらうの楽しいと思うんだよね、という話と、ヒラヒラスケスケの女性モノのセクシー下着を身につけた酔っ払いイルカ先生の素敵なイラストに乗っからせてもらって書いたものでした(勝手にタイトル付けてらくがきを描いた


私の妄想は、こういう感じでカカシさんはイルカ先生にいたずらして、後で先生に怒られるというカカイルでしたね……(*´ω`*)(空を見上げる

nao.さん、ありがとうございました!